技術ブログは稼げないって聞いたけど、ほんと?
結論からお伝えすると、技術ブログでも稼げます。
特化型ブログと比較すると稼げませんが、本業を続けつつ月10万円の副収入を目標にしている人にはむしろ最適なテーマです。
- 技術ブログが稼ぎにくい理由
- 技術ブログの運営が本業に与える好影響
- 技術ブログの稼ぎ方
ぜひ最後までご覧ください!
技術ブログが大きく稼げない理由
上述したように、技術ブログでの収益化は可能ですが、『月100万円稼ぐぞ!』といった目標を掲げるには少し無理があります。
長期的な視点で考えて、だいたい月10万円の副収入を目指すのがおすすめです。
月10万円なら別の副業するのと変わらない気が…
と思うかもしれませんが、技術ブログを副業として続けるメリットが数多くあるのです。
【前提】そもそも技術ブログとは?
明確な定義はありませんが、当サイトでは技術ブログを”技術的な内容の記事を発信するブログサイト”として解釈しています。
例えば、
- プログラミング言語の技術的支援
- 野球のバッティング技術のノウハウ
- ドライブテクニックの上達方法
などを解説しているサイトを指します。
ただ、最近ではIT関連の技術ブログが多いです!
個人だけでなく、企業が自社システムやサービスの技術力の担保としてブログを発信している例も多く見られます。
クックパッド開発者ブログやCygames Engineers’ Blogなどが有名どころですね。
なぜ技術ブログは大きく稼げないのか?
当サイト管理人も、実は初めてのブログ運営は本業(エンジニア)に関連した技術ブログからスタートしています。
半年ほど続けていると徐々にアクセス数も伸び、月2万PVを獲得するまで成長したのですが、『技術ブログだけじゃ億万長者になれない!』と気付いたので新たなブログを開設しました。
この経験をもとに、私が実感した”技術ブログが稼げない理由”を3つ紹介します。
アフィリエイト案件との紐づけが難しい
大前提として、ブログで大きく稼ぐにはアフィリエイトの活用が必要不可欠です。
運営するメディアから商品やサービスが購入されると、広告主から報酬が支払われる仕組みのこと
私はプログラミングをテーマにした技術ブログを運営し、局所的な内容を扱う記事をメインに発信しています。
- spring frameworkのバージョン確認方法
- NumberFormatExceptionの解決方法
上記のような記事はSEO対策のひとつである”専門性”として評価される内容ではありますが、アフィリエイト案件との紐づけがかなり難しいです。
例えば、『○○エラーの解決方法』という記事を読んでいるときに『プログラミングスクールのおすすめ企業』が表示されたとして、読者はその広告に興味を示すでしょうか?
世の中に多数のアフィリエイトASPがあるとしても、技術的な内容に合う案件は意外と見つからないものです。
ブログのテーマにもよるので、アフィリエイトASPに登録して案件を見ておくのがおすすめです!
無料で登録できるASPを紹介しているこちらの記事もぜひご覧ください。
読者のITリテラシーが高い
特にIT業界関連の技術ブログを発信しているサイトに該当するのですが、読者のITリテラシーが他と比べると高い傾向にあります。
ITリテラシーが高い人は、
- 記事に設置されている広告リンクを安易にクリックしない
- アフィリエイトの仕組みをある程度理解している
という特徴があるため、アフィリエイトによる報酬発生の可能性が低くなります。
特に上級者向けの記事を発信している場合、読者のITリテラシーもそれに応じて高くなるため、より収益化が難しくなるでしょう。
仕事で利用する読者が多い
専門性を売りにする技術ブログは、平日の日中に仕事上で利用するユーザーが多くなる傾向がみられます。
私が運用していた技術ブログも平日の利用が多く、休日(土日)は平日の5分の1ほどのアクセス数になっていました。
また、記事に最適なアフィリエイト案件が貼ってあったとしても、仕事中にリンクから商品やサービスを購入することはほぼないですよね。
じゃあ、技術ブログって稼げないの?
と思うかもしれませんが、アクセス数を集めることができれば収益化は可能です。
後述しますが技術ブログはGoogleアドセンスとの相性が良いので、無理なく安定した収益を生み出すことができます。
技術ブログは副業がおすすめ
このように収益化が難しい印象の技術ブログですが、副業としてのメリットは大きいです。
本業への好影響が大きいので『仕事を辞めずに副業としてブログを続けたい』という人におすすめです。
技術が身に付く(定着する)
ブログ記事は”信頼性”がとても大切で、特に技術ブログは正しい情報にこそ価値があります。
当たり前ですが、間違った情報を発信するとブログサイトの評価が下がってしまいます。
そのため、技術ブログを続けていると発信する情報の精査を意識するようになります。
- テーマに関する内容の不明点を調査
- 読者に分かりやすく伝えるために初心者目線の解説を考える
記事作成の過程で新しい発見や知識の定着など、自分の技術力向上が期待できるでしょう。
また、ブログサイトを運営するだけで様々なスキルが身に付きます。
- ITリテラシー
- マーケティングスキル
- ライティング技術 など
これらのスキルは将来的に必ず重宝します!
技術力の証明になる
本業に関連した内容のテーマを扱うことが前提ですが、目にみえる形で”技術力の証明”を残すことがきます。
- 本業におけるステップアップが期待できる
- 転職時のアピールポイントになる
- 技術ブログを見た読者から仕事依頼の可能性がある
転職時にポートフォリオとして活用したり、ブログ経由で仕事の依頼が舞い込んだりと、仕事におけるステップアップにつながるかもしれません。
給料アップや労働環境の向上なども期待できます!
自分の技術力に対する裏付けがあるだけで、上司や採用担当者としては前向きな評価がしやすいものです。
もちろん、しっかりとした内容の記事を発信していることが前提となるので、日々の執筆がとても大切です。
月10万円は現実的な目標
技術ブログで月10万円の収益は意外と現実的な目標です。
個人差はありますが、目安として月10~20万PVのアクセスを集めることができれば達成できます。
- Googleアドセンス ⇒ 2.5~10万円
- 物販アフィリエイト ⇒ 1~2万円
- アフィリエイトASP ⇒ 3~5万円
上記は一例ですが、アフィリエイトの出来によってはより大きな収益化も可能です。
では、ここからは実際に技術ブログで稼ぐための手段をみていきましょう。
技術ブログの稼ぎ方
テーマに関わらず、ブログで稼ぐ方法は大きく分けて3つあります。
- Googleアドセンス
- 物販アフィリエイト
- アフィリエイトASP
Googleアドセンス
GoogleアドセンスはGoogleが提供する広告を掲載し、その広告がクリック・閲覧された回数に応じた金額がサイトの管理者に支払われる仕組みです。
記事の途中に自動で差し込まれたり、画面遷移の際に画面いっぱいに表示される広告などが該当します。
最適な広告が自動表示されるので管理が簡単です!
技術ブログではこのGoogleアドセンスを活用することで、安定した収益を上げることが期待できます。
2024年からGoogleアドセンスの収益モデルが大幅に変更されると発表されました。
これまではCPC(クリック単価)が採用されていましたが、今後はCPM(インプレッション単価)方式に移行し、広告が表示されるだけで収益が発生するようになります。
つまり、アクセス数が収益に直結するので技術ブログが今までよりも稼ぎやすくなると考えられます。
広告のクリック率が低くなりがちな技術ブログにとっては追い風となる情報と言えますね。
ただ、Googleアドセンスは審査の難易度が高いため、高品質な記事を10記事以上と的確なSEO対策が必要になります。
私も何度も落ちた経験がありますが、根気強く対応して合格しました!
物販アフィリエイト
物販アフィリエイトは、自メディアに掲載した商品リンクを通して売り上げが発生したら、収益の一部を受け取れる仕組みのことです。
物販アフィリエイトは取扱商品が無数にあるので、技術ブログとの相性はとてもいいです。
有名な企業だとAmazonや楽天、Yahooショッピングなどを通して商品を扱うことが可能です。
個別の企業ごとに登録するのもいいですが、もしもアフィリエイトやバリューコマースなどのASPからまとめて登録することもできます。
個別に登録するよりも、ASPの方が管理は格段に簡単になります!
物販アフィリエイトのデメリットとして、報酬単価は低いです(売上金額の約1~2%)
メインとして考えず、サブの収入源として考えましょう。
アフィリエイトASP
上述したように、アフィリエイトASPも広告主の商品やサービスを自メディアを通して売ることで報酬が発生する仕組みなります。
こちらの画像で、ASP企業や広告主との関係性を示しています。
ASPで取り扱っている広告には限りがありますが、Googleアドセンスや物販アフィリエイトよりも報酬単価が高いのが特徴です。
最適な案件を選ぶことで大きな収益が発生するため、技術ブログを運営するとしてもいくつかのASPには登録しておきたいですね。
まとめ
この記事では、技術ブログが副業におすすめな理由や技術ブログの稼ぎ方をご紹介しました。
Googleアドセンスの収益モデルが変わったことにより、以前より技術ブログが稼げるようになったと感じます。
みなさんも副業として技術ブログを始めてみてはいかがでしょうか?